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「交渉」において求めるべきものは何か、一度考えてほしい。
中には「交渉」の先にあるもの（今回の目的）ではなく、「交
渉」自体を目的にしてしまう人が多々いるのではないだろうか？

あるいは「交渉」など必要無い事なのに、「交渉」がとにかく
好きで何でも「交渉」にしてしまう人、さらにはそれを通り越して
交渉に勝つことが目的になってしまう人がなんと多いこと
であろう。
　自分の主張がとおらない、お客様のことなど殆ど考えない、実
際私も交渉に勝つこと自体が目的になり、おかしな営業マンに
なってしまった。
それから数年後、今は退職し交渉のある仕事には就いていません。
これは私のことですので、皆さんに当てはまるかは疑問ですが。
前にも書きましたが、自分の主張だけ、他者の主張だけを通す説
得とは違います。

交渉は自分と他者とが妥協できる条件での歩み寄りの行為という
ことなのです。例えば、10万円で機械の販売をしようとしたとこ
ろ、5万だったら買うという意見がでたらどうでしょう？あまりに
差が開きすぎてます。もし5万で売ったら、次回も5万の価値にし
かなりません。そこで、歩み寄りが必要になるのです。